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鈴木理恵子が弾く・・・
植物の形姿 其の三
植物文様ヴァイオリン・コレクション2006 
藤枝守 作曲

【日時】2006年3月29日 (水) 【会場】自由学園・明日館・講堂
〜公演は終了いたしました〜 

3月29日、自由学園・明日館での「植物文様ヴァイオリンコレクション」の公演が無事に終わりました。この時期にコンサートをやるのは3回目ですが、今年は、見事に明日館の前庭の4本の桜が満開となりました。

今回は、ヴァイオリンの鈴木理恵子さんをフィーチャーしました。理恵子さんには、以前からアンサンブルのなかで「植物文様」を弾いてもらったことがありますが、今回のように、全曲は初めて。でも、ほんとに良かった。ピアノの砂原悟さんも、「植物文様ピアノ曲集」のいくつかをリサイタルで取り上げてくれたり、昨年は、ダンス公演で「ピアノ曲集」を演奏してもらってましたが、理恵子さんとの相性もよく、今回のキャスティングは成功だったと自負してます。それと、いつものように石川高さんも登場してもらい、ヴァイオリンとのデュオを演奏してもらいました。舞台でのヴァイオリンと客席後方にあるバルコニーからの笙の響きの重なりは、予想以上に効果的でした。

明日館の講堂は、フランク・ロイド・ライトの弟子にあたる遠藤新によるものですが、全体構造や装飾モチーフは、あきらかにライト独特のものです。木のホールで、とてもよく響きます。また、砂原さんの弾いたアップライトは、1920年代のドイツ製の「ラハール」。この明日館とほぼ、同じ時代にものです。このピアノ、ここにあると講堂に長年据え置かれたようにみえます。色もその姿も、ここにピッタリですが、じつは、このピアノは、僕がある人から譲り受けたものでなんです。自宅から運び入れました。ちなみに、当日は、古典調律のヴェルグマイスター法で調律しました。このピアノと古典調律、それに、砂原さんのタッチがひじょうにうまく溶け込み、さらに理恵子さんのヴィオリンの抑揚や響きに包まれた演奏になったのです。


鈴木理恵子
鈴木理恵子(プロフィール)

桐朋学園大学卒業後、23歳で新日本フィルハーモニー交響楽団副コンサートミストレスに就任。その後渡米し、名教授J・ギンゴールド氏に師事。既成概念にとらわれず、他分野の芸術家とのコラボレーションも積極的に行っており、ヴァイオリンという楽器の新境地を拓く。CDに、ヴィヴァルディ「四季」、小品集「夏の夜の夢」、「フロム・ジ・オリエント」などがある。また、高橋悠治氏とのニュージーランドツアー、バンコクでの「The World New Music Festival and Conference」などに招かれ大絶賛を博す。