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九州大学大学院芸術工学研究院
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 植物文様  〜〜ひびきのなかに、からだのなかに、そしてことばのなかに
植物の生きた軌跡をなぞるようにして生まれた「植物文様」。その音楽は、われわれに向けて発せられた「植物の声」のようでもあります。「植物文様」のなかにあらわれるさまざまなメロディ。そのなかに息づく植物の声に耳をかたむけてみる。そして、そのメロディの変容に呼応する身体や言葉を「植物文様」に重ね合わせてみる。「植物文様」による二つの公演は、植物とわれわれの生命とがたがいに浸透し合い、そして、つながり合い場になるでしょう。    

◆クラヴィコードの植物文様
【日時】3月19日(水) 18:30開場 19:00開演 
【場所】福岡市赤煉瓦文学館
【出演】砂原悟(クラヴィコード)
【演奏曲目】「植物文様クラヴィーア曲集」から(藤枝守 作曲)

バッハも愛用したといわれるクラヴィコード。この楽器から醸しだされる微かな音は、われわれの耳の襞の奥深くにそっとしのびこみ、そして、知らないうちに「聴く」という行為が研ぎ澄まされていきます。砂原悟の奏でるクラヴィコードの微かな音のなかに《植物文様》の数々の楽曲は、「フラジャイルな響きの綴れ織り」に変容します。今回の会場となる赤煉瓦文化館は、東京駅を設計した辰野金吾の作です。今から100年以上もまえに建造された空間のなかで、そのフラジャイルな響きとなった植物の声は、われわれの耳をつつみこんでいきます。


◆オイリュトミーの植物文様
【日時】3月20日(木) 18:30開場 19:00開演 
【場所】ゆめアール大橋・大練習室
【出演】砂原悟(ピアノ)    藤原馨(オイリュトミー・朗唱)
【演奏曲目】「植物文様クラヴィーア曲集」から(藤枝守 作曲)

植物の生の軌跡が音楽となった「植物文様」。ピアノで演奏されるその音楽は、オイリュトミーの身体表現を通 じて「みえる音楽」に変容していきます。さらに、その音楽に織り込まれるネイティヴな言葉。そこで語られるひとつひとつの言葉もオイリュトミーによって「見える言葉」となり、植物、身体、響き、声、言葉などがさまざまに連鎖する場が生まれます。その連鎖のなかに浸透する植物の「生」とわれわれの「生」が、「みえるもの」、「きこえるもの」となってあらわれてくるのです。  

■「植物文様シリーズ」とは、
《植物文様》という藤枝守の作曲シリーズは、植物研究家でありメディアアーティストの銅金裕司が考案した「プラントロン」という装置との出会いから生まれた。この装置から採取された植物の葉表面 の電位変化のデータに内包された音楽的な価値に着目しながら、MAXによるコンピュータ・プログラムによって、この電位 変化のデータをメロディックなパターンに読みかえるという手法が一貫して行われている。その手法は、「なにかをみいだす」という行為に集中した作曲の試みであり、また、ピタゴラス音律や純正調などのさまざまな音律によって《植物文様》というシリーズとして現在も展開している。なお、2007年2月17日まで、新宿オペラシティのNTT・インターコミュニケーションセンター(ICC)にて、プラントロンを用いた植物のサウンド・インスタレーション「paphio in my life」が展示されている。

●植物文様とは・・・ 

■クラヴィコードとは、
音律楽器であったモノコードに鍵盤機能がついたクラヴィコードは、17〜8世紀のヨーロッパ全土で広く愛用されたといわれている。誰かのために演奏されるのではなく、演奏の練習や作曲の手助けとして重宝がられていたという。タンジェント(金属片)が弦を突き上げるメカニズムによって、ピアノやチェンバロにはない独特の微妙な音のニュアンスが醸し出される。今回の公演で使用される楽器は、1780年代のドイツの楽器製作家フーベルトのクラヴィコードが原形として山野辺暁彦さんが製作したもので、ある同じ弦を異なる鍵盤で鳴らす共有弦タイプに属している。

■「オイリュトミー」とは、 オイリュトミー(Euythmy)とはギリシャ語に源をもつ言葉で、『オイ』は美しい、『リュトミー』はリズムの意である。動きが、身体が 真、善、美。の調和することあらわしている。ドイツの教育哲学思想家、ルドルフ、シュタイナーが生み出した身体の運動芸術、空間芸術をいう。オイリュトミーが表現するものには『言葉』と『音楽』がある。言葉によって人は自分の内面 を外の世界につたえる。言葉から始まる身体の動きを基本とし、詩や物語を通 した言葉を発する時に 喉(のど)の発声器官に生じる動きの形体を全身の動きへと変容させたものである。いわば『見える言葉』となる。 音楽オイリュトミーでは音程、音と音の間のインターバル、和音等の音楽の合法則性がからだの動きによって表現される。音楽を聴覚だけでとらえるのではなく、より身体的な表現として昇華させたもの、いわば『見える音楽』なのである。さらに色彩 の持つ意味や、独自の様式にのっとり構成された空間と体のフォルム構成にまでオイリュトミーの動きは反映される。

 

■■■ profile ■■■

◆砂原悟(クラヴィコード、ピアノ)

東京芸術大学付属高校を経て、1983年、同大学卒業。同大学院在 学中の1985年、ドイツ学術交流会(DAAD)の奨学金を得て 渡独。1987年、ミュンヘン音楽大学マイスタークラッセを修了して帰国。1988年、東京芸術大学大学院修了。1993年まで同 大学院博士後期課程に在籍した。現在、日本各地で、独奏、室内楽、歌曲伴奏などの演奏活動とともに、コンクール審査、音楽雑誌「レッスンの友」での執筆活動なども行っている。1984年、日本音楽コンクール入選。1987年、ポルト市国際ピアノ コンクール(ポルトガル)入賞。1988年東京芸術大学大学院にて クロイツァー賞受賞。東邦音楽大学・大学院准教授、東京芸術大学講師。宮島敏、中山靖子、クラウス・シルデ、小林仁の各氏に師事。


◆藤原かおり馨 (オイリュトミー・朗唱)

笠井叡主宰『天使館』オイリュトミーシューレ第2期生修了。在学中、笠井叡『黄金伝説』東京、福岡公演にて初舞台。フォルトヴィルディングコースで舞台活動をする。その後オランダに渡り、オイリュトミーアカデミーを修了。在学中にはオランダのナイメーヘン、ブレダのヴァルドルフ、シューレにてスタージヤ(研修実習)等の教育オイリュトミーをドイツの教育オイリュトミスト、ヘルガ、ダニエルに師事。スイス、ドイツ、オランダでの公演後、帰国。さらに日本のシュタイナー学校(東京シュタイナー学校、京田辺シュタイナー学校等にて)でスタージヤをおこなう。現在は舞台活動とともに、福岡こひつじ土曜学校、福津市、北九州、宇部、広島等にてオイリュトミー講座を持ち活動中。また昨年は公立の小学校に向けて(3、5年生)オイリュトミー指導を行う。今後、大学卒業後長年たずさわってきた心、体に障害をもった人たちとのオイリュトミーをとうしての活動を構築中。


藤枝守 (作曲)

カリフォルニア大学サンディエゴ校音楽学部博士課程修了。博士号(Ph.D. in Music)を取得。作曲を湯浅譲二、モートン・フェルドマンらに師事。ハリー・パーチ、ルー・ハリソンに影響されながら、純正調によるあらたな音律の方向を模索。植物の生体情報である電位 変化のデータに基づく『植物文様』という作曲シリーズを展開。CDに《Patterns of Plants》《今日は死ぬのにもってこいの日:植物文様ソングブック》など。著書に『[増補]響きの考古学』(平凡社ライブラリー)、『響きの生態系』(フィルムアート社)がある。最近の活動としては、NTT/ICCでのプラントロンによるサウンドインスタレーションや東京・文房堂ギャラリーでの展覧会「珪藻土礼賛」、青山スパイラルでの声明コンサートなどがある。現在、九州大学大学院芸術工学研究院教授。

 

 

 

3/19
(水)

クラヴィコードの植物文様
【日時】3月19日(水) 18:30開場 19:00開演 
【場所】福岡市赤煉瓦文学館
【出演】砂原悟(クラヴィコード)
【演奏曲目】「植物文様クラヴィーア曲集」から(藤枝守 作曲)
※満席になりました。(先着順で予約を受付し、定員になり次第〆切させていただきます)

3/20
(木)

オイリュトミーの植物文様
【日時】3月20日(木) 18:30開場 19:00開演 
【場所】ゆめアール大橋・大練習室
【出演】砂原悟(ピアノ)    藤原馨(オイリュトミー・朗唱)
【演奏曲目】「植物文様クラヴィーア曲集」から(藤枝守 作曲)

入場料 前売予約:2,500円 当日:3,000円
学生:1,500円(小学生以下、同伴者付き無料)      
通し券:4,500円
問合せ

【チケット取扱い&お問い合せ】
氏名/住所/連絡先/購入枚数/情報入手先を明記してe-mail かお電話でお申し込みください。
なお、お支払いは、当日の精算となります。
御予約と同時に当日精算チケットをお送り致しますので当日ご持参ください。
(公演日が迫りましたので、当日精算チケットの発送は、3/16までとし、以降は当日会場にてチケットをお渡しいたします)


●マイルストーンアートワークス 090-3295-6912
     E-mail: info@milestone-art.com
    HP: http://www.milestone-art.com

恐れ入りますが、予約受付メールが届かないときには電話での確認をお願い致します。
(※ メールセキュリティがはたらき、こちらに予約メールが届かないケースがあります)

   

藤枝 守 E-mail: info@fujiedamamoru.com

    

 

 

   


【アクセスマップ】


■赤煉瓦文学館 福岡市中央区天神1-15-30 tel:092-722-4666
■ゆめアール大橋(福岡市大橋音楽・演劇練習場)
  福岡市南区大橋1-3-25 tel:092-557-2502

 

■主催 植物の形姿実行委員会
■企画 藤枝守 藤原馨
■共催 モノフォニー・スタディズ(音律研究会)
■制作協力 マイルストーン・アートワークス
■協力 九州大学大学院芸術工学研究院・藤枝研究室、藤原研究室、工藝風向
■助成 (財)福岡市文化芸術振興財団
■後援 (財)福岡市文化芸術振興財団 、福岡市、福岡市教育委員会、
     西日本新聞社

 

 






 

 

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